2011年04月20日

聖書の表現を見てみましょう。


wash one's hands of something 〜手を引く

 ―『新約聖書』より

英語の表現で考えてみましょう。

・what the Roman governor of Judea did to symbolize he would have nothing more to do with the case of Jesus's crucifixion
 イエスの磔の刑について何も関係がないのだということを表すために、ユダヤのローマ人統治者が行ったこと

・intentionally trying to forget something unsettling

 何か不安に思うようなことを意識的に忘れようとすること


語注

Judea 「ユダヤ」
crucifixion 「磔の刑」
intentionally 「意識的、意図的に」
unsettling  「不安な」



〜から手を引く

 イエスが生きていた当時、ユダヤはローマの勢力下にあったので、逮捕されたイエスは、裁判のためにローマ人の総督ピラトに引き渡されます。

 ピラトは、内心ではイエスが罪人だとは思えなかったのですが、彼を憎む群衆の声に抗しきれず、死刑にするように命じました。

 そして、「この人の血については私には責任がない。私は手を引く」 と言って、群衆の前で手を洗いました。そこから、「ある事態から手を引く、関係を絶つ」 ことを wash one's hands of something と言います。

 また、Pilate は 「責任逃れをする人」 の代名詞ともなっています。

 日本語では「あることから手を引く」というとき 「足を洗う」 と言いますね。手と足で違っているところがおもしろいですね。


A: I couldn’t get a loan from my bank.
B: Did you ask the loan department manager for help?
A: I did, but it didn’t help.
B: Why not?
A: He saw I already had a loan. Then, he washed his hands of the matter.

A:銀行から融資を受けられなかったよ。
B:融資部の部長に頼んだの?
A:そうだよ。でも、だめだった。
B:どうして?
A:僕がすでにローンを抱えていることを、彼は知ったんだね。それで、この件から手を引いたってわけ。

 それでは、今日も一日お元気で。手(パー)わーい(嬉しい顔)
posted by 赤井田拓弥 at 09:54| Comment(0) | 聖書の表現