2019年07月10日

「〜円からお預かりします」


 乱れた日本語としてやり玉に挙げられる代表的な表現として、コンビニなどで使われる「〜円からお預かりします」がある。

 この表現はどこから来たものだろう?
 昔、アメリカでドーナツ屋のバイトをしたことがある。留学生がバイトをやるのは違法だが、日本人が経営しているドーナツ屋さんから頼まれ、奥で作っているだけなら見つかるまいと思い、お金も入ることだしと、始めることにした。

 少し経って慣れてきた頃、経営者に「レジもやってくれ」と言われた。イミグレーション・オフィサーに見つかったらヤバいなと思ったが、おそるおそるレジに立ったりした。


アメリカでの釣り銭の渡し方

 アメリカでは、例えばドル50セントの買い上げで10ドル紙幣を渡されると、次のように言いながら釣りを渡す。

   OK, out of ten, three, four, five and ten.

 まず50セント渡して Three. と言う。つまり、買った金額の<2ドル50セント+50セント>でドルになる。そのあと、Four, five. のように言いながらドル紙幣を枚渡す。

 最後にドル紙幣を渡して、Ten. と言い、もらった10ドルにするわけである。
 
 この最初の OK, out of ten. の部分が、コンビニのシステムがアメリから導入されたときに英文のマニュアルに書いてあり、これをおそらく out of ... を「〜から」と訳したのではないか。「〜から」だけでは何のことか分からないので、「〜円からお預かりします」という日本語になったのではないか。

 そして、それがコンビニ開店前の研修で使われ、次第にコンビニの店員の口調になっていったのだろう。

と私は思っている。


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posted by 赤井田拓弥 at 11:37| Comment(0) | 生活英語