2019年07月12日

go と come の用法


 英語の gocome は、日本人がよく使い方を間違える動詞である。
 
 基本的には、話す相手を中心に考え、相手に向かって「行く」ときには come を使い、相手から離れて「いく」ときには go を使う。
 日本語では、相手に向かときにも、「明日君のところに行くよ」のように、「行く」を使う。
 
 ところが、鹿児島弁では、相手に向かうときに「来る」を使う。

 例えば、自宅に飲みに誘ってくれた相手との会話は、こんな感じである。

 相手: うまかきっなごが入ったでぉ、
     わげえで呑ん方をすっがぉ。きゅはばきもおらんで。
   「うまいきびなごが入ったから、オレの家で飲もうよ。
    きょうはカミさんもいないし」

 私: あ、そやよかなぁ。あとでくっでよ。
   「それはいいなぁ。あとで行くよ」

 「くっでよ」は「来るからよ」である。


 英語で Did you come? と言うと男性のほうに責任がありそうだが、Do you come? と言うと女性のほうにも責任がありそうな気がする。現在形は奥が深い。

 1977年のウィリアム・カット(William Katt)主演の映画『ファーストラブ(First Love)』を初めて見たのはアメリカにいたときで、そのときは Did you come? と言ったのだと思った。

 そして数年前、ネットでたまたまヒットして見ることができた。このとき、Do you come? と現在形で言っているのに気づいた。

 それで、「あぁ、そういうことだったのか」と理解できたのだった。

53233375_2050597851727578_3631662545489625088_o.jpg
posted by 赤井田拓弥 at 10:43| Comment(0) | 生活英語