2019年07月31日

屋久島のうなぎ


 屋久島は「ひと月に35日雨が降る」と言われるくらい雨が多いと、一般的に思われている。
 確かに、山間部の年間降雨量は非常に多いし、ふだんは平地でもそれなりに降る。
 
 しかし、梅雨明けから2週間ほどは干ばつになることが多い。幸か不幸か、この干ばつのあとの雨は、台風によってもたらされることになるのだが。

 屋久島でも、大きな川 (宮之浦川や安房川、栗生川など)の水が涸れることはないが、私の生家のすぐ横を流れている川(鍛治屋川)のように小さい川は、2週間ほどの干ばつで涸れることがある。
 
 こうなると、うなぎがいっぱい食べられる。

 子どもの頃、私たちは水を掻い出すためと、捕れたうなぎを入れて持って帰るためのバケツ、そして、ゴボウの葉あるいはカボチャの葉を持って、滝つぼに行く。

 ゴボウやカボチャの葉は、ぬるぬるしたうなぎを捕まえるのに使うのである。

 滝つぼの水をバケツで掻い出して水が少なくなると、うにょうにょとうなぎが出てくる。そのうなぎをゴボウ(カボチャ)の葉で捕まえる。
 
 それから数日、我が家はうなぎ三昧である。


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posted by 赤井田拓弥 at 10:12| Comment(0) | 屋久島のこと