2013年03月01日

大学生の奨学金のこと


 大学卒業後に奨学金の返済に苦しんでいる人が多いことが話題になっています。「奨学金という名を借りた学生ローンだ」という人もいるようです。

 奨学金を借りて大学に行った学生たちは、卒業時点でマイナスの遺産を抱えてスタートするわけですが、多くの人が卒業後に正規の職に就くことができず、返済にも困っているというのです。

 いわゆる苦学生というと、以前は新聞配達をしながら大学に通うという学生も多くいました。いわゆる育英奨学生ですね。新聞配達をしながら大学や専門学校に行く契約をすると、新聞社が大学の入学金や授業料をすべて払ってくれ、新聞店からは、住む部屋と朝夕の食事を提供してもらえます。そして、給料も出ます。

 ただ、卒業まで勤め上げなければならないという縛りはあります。途中で辞めると、それまで出してもらった入学金や授業料をすぐに弁済しなければならないのです。新聞社側から言うと、これらは「立て替えた」ものだとなっているわけですね。

 これですと、卒業まで勤め上げれば、立て替えてもらった入学金や授業料を返済する必要がありませんから、大学卒業時点でマイナスからスタートというわけではなく、気分的に楽だろうとは思います。


 学生時代、私は、この新聞奨学生でした。大学入学時に、当座の教科書代として親から6万円をもらって小倉に出た以降は、いっさいの仕送り無しで卒業することができました。
 帰省するときの旅費も自分で出せたくらいです。

 70年代前半、読売新聞西部本社に所属していた育英奨学生は300人近くもいました。福岡北九州下関だけでです。

 この新聞奨学生制度、数年前に読売新聞西部本社では廃止になったそうです。

 世間が豊かになって新聞奨学生になろうという学生が減ったからだろうと思っていましたが、テレビの報道を見ていて、奨学金を借りている学生の割合が50%を超えている現状から考えると、学生が敬遠しているとは思えなくなりました。

 これはたぶん、大学の授業料が高くなりすぎ、新聞社としてもペイしなくなったのではないかと勘ぐっています。私は、ぜひ復活させてほしい制度だと思っています。



 早く春になってくれぇ。

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posted by 赤井田拓弥 at 15:59| Comment(0) | 雑文
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