2011年06月28日

TOEICスコアのバランス


 昨日の記事で、トータルスコアに加え、リスニングスコアとリーディングスコアのバランスが大切だと書きました。

「ネイティブ・スピーカー型」は魅力的か?

 リスニングスコアに比べてリーディングスコアが高いのを学校英語型と言います。その逆でリーディングスコアよりリスニングスコアのほうが高いのをネイティブ・スピーカー型と言います。

 こう聞くと、リスニングスコアが高いほうがネイティブに近くて魅力的に思えますね。
 さあ、どうでしょう?

 「日本人は読み書きはできるが、聞く話すがどうもねぇ」とずっと言われ続けてきたせいか、リスニングスコアが高いと英語ができるように思えるのかもしれません。 TOEIC スコアの話題になったとき、よく「僕はリーディングスコアよりリスニングスコアのほうが高いんですよ」と自慢げに言う人がいます。

 これを日本語の場合で考えてみましょうか。

 人の話やテレビのニュースなどは聞き取れるけど、本を読んだり新聞を読んだりが苦手だということになります。読解力がないわけですから。
 これでは、お芝居の台本が読めずにルビを振ってもらっているタレントと同じですよ。つまり、あまり学力がないことになるんです。

 ですから、リーディングスコアよりリスニングスコアのほうが高いことを自慢げに話すのはやめましょう。

 ネイティブ・スピーカー型というのは英米人に近いということで、実は望ましい形なのでしょうけど、これは英語がうんとできる人の場合です。
 たとえばリーディングスコアが400点を超えてからネイティブ・スピーカー型は、その後のスコアの伸びも期待できますが、それ以前でネイティブ・スピーカー型はその後の英語力の伸びに影響しますから、早めに手を打って修正しておきましょう。


リーディング力があると英語力の伸びが早い。


 以前にセパックというプログラムソフトがありました。このプログラムを使って調査しました。
 例えば、トータルスコアが同じ450点の人が2人いたとします。そのリスニングスコアとリーディングスコアのバランスは次のとおりです。
 
 このサイトを見てください。

Aさん  T=450  L=200  R=250  学校英語型
Bさん  T=450  L=250  R=200  ネイティブ・スピーカー型

 この2人に同じ30時間の研修を施すと、Aさんはトータルが502点に達するだろうと予測され、Bさんは480点だろうと予測されました。

 実際の TOEIC では、502点というスコアはありませんが、これはコンピュータープログラムによる調査でのスコアですから、悪しからず。

 予測スコアにこんな差が出たのはなぜでしょうか。

 それは、Aさんのリーディングスコアが高いからです。

 例えば英語学校に行って英語力を伸ばそうと考えたとしましょう。トータルスコアが同じ450点なのに、BさんはAさんよりも長い時間の授業を受けなければならないわけです。つまり、それだけ授業料を多く払わなければならないことになります。

 リーディングスコアを早く伸ばす学習法を採りましょう。

 リーディング力は独力で伸ばせます。この話は、またいずれ。


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posted by 赤井田拓弥 at 11:15| Comment(0) | TOEIC の攻略法
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