2019年08月01日

サトウキビ畑の草取り


 炎天下で畑仕事をしていると思い出す。
 私が子どもの頃、屋久島に製糖工場と澱粉工場があった。そのため、農家の主要作物は、サトウキビとカライモ(さつまいも)だった。

 屋久島に製糖工場があったのは、資料によると、昭和36年(1961年)から45年(1970年)まで。わずか9年間だが、屋久島の農民たちは、これに依存していた。

 サトウキビは春に植え付ける。竹のような節を30センチくらいに切ったものを並べていって土をかぶせるのが、サトウキビの植え付け。そして、次の年の1月から2月が収穫時期となる。

 カライモ(さつまいも)は、5月から7月に苗を植え付ける。そして、10月から12月が収穫時期となる。

 いずれの作物も、夏の暑いときに1〜2回の草取りをしなければならない。

 私は、小学生の時からこの農作業を手伝わされていたので、夏休みは、こうした家の手伝いに終始する。なので、子どもの頃は夏休みを楽しみに待つという心境ではなかった。

 カライモの草取りも、まともに太陽を浴びるので暑いが、もっと大変なのはサトウキビの草取りだ。

 夏休みの頃、サトウキビは1メートル50センチくらいの高さに成長している。畝幅は50〜60センチで、畝の長さは、長いところだと50メートルくらい。

 サトウキビの葉にはギザギザがあり、顔や腕を引っ掻かれるので、手ぬぐいで頬被りをし長袖を着て、畝の中に入っていく。

 一度入ると、終わりまで50メートルほどを出ないで、しゃがんだまま進まなければならない。畝の中はサトウキビに覆われているので、風は来ない。頭の上からは太陽がさんさんと照り付ける。

 今では、こんな作業を一日中続けていて、よく熱中症にならなかったものだと思う。あのサトウキビ畑の草取りの大変さを思い出すと、どんな仕事も愚痴を言わずにできると思ってしまう。


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posted by 赤井田拓弥 at 12:07| Comment(0) | 屋久島のこと
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