2019年07月01日

屋久島の我が家のタケノコ

 
 屋久島高校の同級生が、屋久島で簡易郵便局をやっている。そして、年賀状と暑中見舞いはがきの時期になると「今度は何枚必要?」という電話がかかってくる。
 
 毎回買うので、私は言わば彼の常連さんである。そして、彼が「お礼を送りたいけど、何がいい?」と言うから、「じゃ、我が家の小桟竹(こさんだけ)のタケノコを20本くらいでいいから、採って送ってくれないか。送料はこちら払いで」と言ったところ、彼が言うには、
 
 「赤井田の家の小桟竹は超人気で、交通整理が必要なくらい、朝早くから車が20台以上も押しかけて、たぶん採れないと思う」と。
 
 母が1997年の正月に死んでから我が家は空き家になっていたが、その後、借りてくださる家族があったりして、数年前までは人が住んでいた。
 今では、人も住めないほどに荒れ果て、家屋もないような状態である。

 誰も住んでいないので、我が家の小桟竹の竹山には、だれでもやって来ることができ、思い存分採っているのだろう。

 5年前に屋久島高校の後輩たちに話をしに(講演に)行ったとき、夜の懇親会で同窓会の幹部の女性がこう言った。

 「長峰においしい小桟竹が採れるところがあってね。私もときどき採りに行っているのよ

 それで場所を訊いたところ、なんとそこは我が家のことだった。「長峰」というのは、私の出身集落のことである。



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posted by 赤井田拓弥 at 10:35| Comment(0) | 屋久島のこと
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