2017年02月24日

different than 〜 は間違い? それとも許容? 


 「〜と異なる、違う」には、different from 〜 different than 〜という表現があります。

 そして、「different from のかわりに different than も使われるようになった」という声があったり、「different than は間違いで、正しい用法は different from だ」という意見を聞いたりします。

 しかし、実は、この2つはいずれも正しい用法です。

 もともと文法的な違いがあったのですが、両方を混同して使うネイティブ・スピーカーが多いというわけですね。

 ネイティブ・スピーカーの言うことは常に正しいとは限らないということです。

 次の2 つの文を比べてみてください。

・Their model is different from ours in its power requirements.
 「彼らの機種は所要電力の点で私どものとは違っている」

・The ad looks much different than I thought it would.
 「その広告は、私の思っていたのよりずっと違って見える」

 from than のあとに注目してください。

 from は前置詞ですから、あとには名詞や名詞句が続きます。最初の文の ours 以降は語句です。ですから from が使われるわけですね。

 いっぽう、than は前置詞でもありますが、接続詞の働きもあり、あとに「」を続けることができます。I thought it would は「節」ですから、2つめの文では than が使われているというわけです。

 1 つめの文を different than で言い換えることはできません。アメリカ人の中には使う人も多くいるようですが。それは間違いです。

 文法のことをよく知らないんですね。

 そして、2 つめの文は different from を使って言い換えることができますが、その場合は、
・The ad looks much different from what I thought it would.

のように、関係代名詞の what を使って from のあとを「名詞節」にする必要があります。前置詞である from のあとには、名詞(句)しか続かないからです。



 ところで、下の写真がどういう意味なのかご存じですか。
 shoefiti や shoe tossing で検索してみてください。

 DSC00851.jpg
posted by 赤井田拓弥 at 09:45| Comment(0) | 電子ブック
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