2017年02月06日

「くびち」という名の鳥わな


 4年前の2013年にアップした「鳥わなの作り方」の記事に、なぜか今でも毎日数人の方がアクセスしてきます。
 それで、もう少し詳しくイラスト付きで説明をしてみたいと思います。

 ただし、作り方を知ったとしても、おそらく役には立ちません。「鳥獣保護法」によって「日本に生息する鳥獣は鳥獣保護法で守られており、基本的には無断で捕獲することができません」ということになっています。悪しからずご承知おきを。

 鳥獣保護法自体は大正時代からありますから、私がこういったわなをかけていた昭和30年代(小学校時代だけで中学に入ったら止めた)でも、本当は禁止されていたのですけどね。屋久島では、ふつうにやっていましたね。

 私が子どもの頃に作っていた、こうしたわなは「くびち」と呼ばれるようですね。その「くびち」という鳥罠の作り方を紹介しましょう。

 まず、下の2つを用意します。これは、山(家の近くの藪)に入る前に、家で作ります。
イラストは、それぞれクリックすると拡大します。

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 輪っかになったのは、長さ3メートルくらいの丈夫な糸(畳糸など)を使います。右の1本の糸はその半分よりちょっと長いくらいです。

 上の2つが用意できたら、小さい鉈(なた)やナイフを持って藪に入り、根元の直径が3センチ前後の木を探します。太すぎるとバネが強くなりすぎ、糸が切れやすくなります。

 手頃な木を見つけたら、下のイラストのように150センチ〜2メートルあたりで、上を切り落とします。枝も落とします。

4.jpg

 そして、その先端に上の2つをくくりつけます。

6.jpg

 そして、一気に出来上がり図になってしまいますが、下のイラストのように、地面には、直径が同じく3〜5センチの棒を横に渡し、両端に重しの石を置いて、はね上がらないようにします。または、片方を地面に突き刺しておいて、はねないようにし、もう一方だけに重しの石を置きます。

wana1.jpg


 正面から見ると、こんな感じです。

3.jpg

 地面から2〜3センチのところに来るように、跳ね押さえの細い横棒を留めます。これには、小さいへごの茎を使いました。
 小鳥が中のエサをついばむために頭を上下すると、この細い横棒が落ちます。そして、まん中の支えがはね上がって、バネの力で太い横棒が落ち、首が挟まるという仕掛けになっています。

 横から見ると、こんな感じです。哀しげな鳥ですね、このイラストは。

2.jpg
 毎日、学校から帰ると、一目散に見に行きます。でも、獲物が手に入るのは、よくて10日に1羽くらいでした。


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posted by 赤井田拓弥 at 12:39| Comment(2) | 屋久島のこと
この記事へのコメント
南九州では重石の部分は、椿の又になった物を両サイドに刺しましたよ〜〜。
小さいころ、近所の爺さんは弓状の糸の真ん中に、ハリスのような物で輪っかを作り、木の実などを枝に付けて鳥が首をつる仕掛けも見たことがあります。
とても、懐かしい罠、有難う御座います。
Posted by ピンキー at 2017年03月27日 14:20
重しは、石の代わりに地面に突き刺したりもしていましたね。
コメントありがとうございました。
Posted by 赤井田拓弥 at 2017年03月27日 14:34
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