2020年09月23日

VOAの2分ニュース(20年9月22日の前半)


 ナラボー・プレスのサイトで、Voice of America のナチュラルスピードのニュースを、毎週1回アップしています。
 そして、その用語や表現などを、このブログで解説します。
 長くなりますので、2回に分けて、通常、水曜日と木曜日に掲載します。

音声とスクリプトは、ナラボー・プレスのサイトのこちらにあります。
https://www.nullarbor.co.jp/voa/news/0921_06pm.html

2020年9月21日(アメリカ時間)に放送されたニュースです。

This is VOA News via remote. I'm Marissa Melton.

 via remote は「リモートで」ということです。つまり、ちゃんとしたスタジオではなく、自宅などでニュースを読んでいます。そのため、音質が劣っています。

This is VOA News via remote. I'm Marissa Melton.

The World Health Organization's director-general said Monday, “No crisis since World War II demonstrates more clearly the need for the United Nations than the COVID-19 pandemic.” Tedros Adhanom Ghebreyesus acknowledged the 75th anniversary of the United Nations Monday in Geneva.

the World Health Organization「世界保健機関」
 ニュースでよく聞く WHO のこと。

director-general「事務局長」

No crisis since … than the VOVID-19.「第二次世界大戦以来、新型コロナウイルスによるパンデミックほど国連の必要性を実証している危機はない」
 demonstrate は「実証する、証明する」という意味。
 pandemic は「広範囲(全世界)に病気が流行すること」という意味です。

Tedros Adhanom「テドロス・アダノム WHO 事務局長」
 冒頭の director-general が「事務局長」。

acknowledged the 75th anniversary of the United Nations「国連の75周年記念に感謝した」
 acknowledge にはいろいろな意味があり、その状況や文の流れで意味を考える必要があります。ここでは「新型コロナウイルスの蔓延のことで国連の存在が実証された」と述べているので、「感謝の念を述べた」が適切でしょう。
 また、acknowledged の部分は、続く the との関係で聞き取りにくくなっています。

Monday in Geneva「ジュネーブで月曜日に」
 冒頭の文にも Monday が出ているので、この Monday は余分ですね。


He said the WHO has three key messages for UN members. First, he said the pandemic must motivate us to redouble our efforts to achieve the sustainable development goals, not become an excuse for missing them. Second, we must prepare for the next pandemic now. And third, we must move heaven and earth to ensure equitable access to diagnostics, therapeutics and vaccines.

the pandemic must motivate us to redouble our efforts「パンデミックは我々の努力を拡大させている」
 motivate は「モチベーションを与える、やる気にさせる」という意味です。
 redouble は「倍増させる」。double だけでも「倍増させる」という意味ですが、それに「繰り返し」を表す接頭辞の re- を付け、「さらに」という意味を強めています。

to achieve the sustainable development goals「持続可能な開発目標を達成するための」
 to achieve は、前の our efforts を後ろから修飾している形容詞的用法の不定詞です。
 sustainable development goals は「持続可能な開発目標」で、SDGs と略され、世界中で推奨されている運動です。

not become an excuse for missing them「やれないことの口実にするのではなく」
 become は、前の motivate と並立の関係にあります。
 excuse は「言い訳」。[エクスキュース]のように、最後は濁らない発音です。

we must prepare for the next pandemic now「今、次のパンデミックに備えなければならない」
 the next pandemic は「第二波」のこと。もし今が「第二波」であれば「第三波」のこと。

we must move heaven and earth to ensure equitable access to diagnostics, therapeutics and vaccines「診療、治療、そしてワクチンが公平に行き渡るように全力を尽さなければならない」
 move heaven and earth は「全力を尽くす」という意味のイディオムです。
 ensure は「確かにする」、equitable access は「公平な入手」。
 diagnostics, therapeutics and vaccinesは、「診療、治療、そしてワクチン」。


According to the Johns Hopkins University, which is tracking the global coronavirus pandemic, more than 31 million people have been infected with COVID-19 and more than 961,000 people have died. The United States leads the world with more than 6.8 million infections at nearly 200,000 deaths.

tracking the global coronavirus pandemic「全世界のコロナウイルスによるパンデミックを追跡している」
 track は「〜を追跡する、〜のデータを追う」という意味。
 この前の which は関係代名詞です。

more than 31 million people have been infected with「3,100万人を超える人たちが感染した」

 more than は「〜を超える」という意味です。「〜以上」と訳すと間違えることもあります。例えば more than one は「1を超える」ということですから「2以上」という意味です。
 ですが、million のように大きな数字の場合は「〜以上」と訳すことも多いようです。

leads the world「世界のトップである」

nearly「ほぼ」

 nearly は、まだその数字を超えてはいないが、かなり近くなっている状況を表します。

ナラボー・プレスのそのほかのページもご覧ください。
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posted by 赤井田拓弥 at 11:32| Comment(0) | VOA