2020年09月30日

VOAの2分ニュース(20年9月28日のニュースの3回分の1回目)


 ナラボー・プレスのサイトで、Voice of America のナチュラルスピードのニュースを、毎週1回アップしています。
 そして、その用語や表現などを、このブログで解説します。
 長くなりますので、3回に分けて掲載します。

音声とスクリプトは、ナラボー・プレスのサイトのこちらにあります。
https://www.nullarbor.co.jp/voa/news/0928_07pm.html

2020年9月29日(アメリカ時間)に放送されたニュースの最初の部分です。トランプ大統領の納税問題についてのニュースですが、2分のニュースの大部分がこのニュースのことを述べており、長くなりますので、今回は3回に分けて掲載します。


This is VOA News via remote. I'm Marissa Melton.

 via remote は「リモートで」ということです。つまり、ちゃんとしたスタジオではなく、自宅などでニュースを読んでいます。そのため、音質が劣っています。

Nearly four years after, then, presidential candidate Donald Trump first faced questions about his income tax return. The issue has returned to the forefront of the 2020 election. Trump and Democratic challenger, Joe Biden, prepare for their first debate Tuesday night.

Nearly four years after, then「ほぼ4年が経って、そして」
この then は文頭にあっても同じ意味になります。「ところで」のような意味合いです。

first faced questions about his income tax return「初めて所得税申告の問題に直面した」
 faceは「直面する」。
 income tax returnは、「所得税申告」。return は「納税申告」という意味です。

The issue has returned to the forefront of the 2020 election.「その問題は2020年の選挙の第一線に戻ってきた(顔を出した)」
 issue は「問題、論点」、forefront は「第一線」です。

prepare for their first debate Tuesday night「火曜日の夜に初めての討論を控えている」
 prepare for …は「…の準備をする」です。


The New York Times published a lengthy report on Sunday, showing that Trump paid just $750 in US income taxes in both 2016, the year he ran for the presidency, and 2017, his first year in office.

a lengthy report「長文のリポート」
 lengthy は「長々しい」という否定的な意味合いで使うこともあります。

showing that Trump paid just $750「750ドルしか払っていないことを示しながら」
 showing 以降は「分詞構文」と言われるものです。
 just は、ここでは「ちょうど」ではなく「たったの」という意味合いです。


both 2016, the year he ran for …「彼が大統領に出馬した年の2016年と〜も両方とも」
 続く and 2017 とで both … and 〜「相関構文(…も〜も両方とも)」という形になっています。

in office「在職期間の」
 冠詞がついていないことに注意しましょう。


続きは、明日と明後日に分けて掲載します。

posted by 赤井田拓弥 at 09:13| Comment(0) | VOA

2020年09月29日

I’ll be back. ― アメリカ映画で使われた表現


アメリカ映画で使われた重要表現を学習しましょう。
基本的に、月曜日か火曜日に掲載します。

I’ll be back.

 1988年のアメリカ映画 Twins(邦題は『ツインズ』=アーノルド・シュワルツェネッガー主演)の中で使われた表現です。

 動画は、ここにあります。
https://learningenglish.voanews.com/a/5522303.html

 映画の詳しいストーリーは、ネットで検索してください。

 凸凹コンビの兄弟が実の母親を探しに行くことになるのですが、科学者は「君たちの母親は死んだ」と言います。それがウソだと信じているシュワルツェネッガーが、科学者に向かって、こう言います。

 If you’re lying to me, I’ll be back.

 I’ll be back. という表現は、「すぐに戻ってくる」という意味で、日常よく使われますが、このシーンでは、少しニュアンスが違います。

 前に If you’re lying to me と言っています。「お前がウソをついていたら、オレは戻ってくる」ということは、「ウソだったら承知しないぞ。戻ってきてボコボコにしてやる」という意味合いです。

 もう一度、動画を見てみましょう。


動画に出てくる、その他の表現

born of a failed science experiment「失敗した科学実験の結果として生まれた」

 この表現が、前の two brothers を後ろから修飾しています。いわゆる「過去分詞の後置修飾」です。

The brothers were separated from their mother「兄弟は母親から引き離された」

 動画では、画面が替わったところに and each other という字幕が出てきます。ですから、全体としては「母親とそれぞれ自分たちも引き離された」という内容になっています。

Tell us where our mother is.「オレたちの母親はどこにいるのか教えろ」
 間接疑問文です。where 以降が Tell us の目的語になっています。where のあとが<主語+述語>の語順になっていることに注意しましょう。

 動画の最後で「I’ll back. という表現は、1984年の作品『ターミネーター』でも使われていると言っています。

ナラボー・プレスのサイトも訪れてください。
https://www.nullarbor.co.jp/




posted by 赤井田拓弥 at 09:18| Comment(0) | VOA

2020年09月28日

カリフォルニアの青い空 ― 4.留年が決まる



 心の中では大学を休学し留学することを決めていたが、一方、万一心変わりして、あるいは何かの異変で卒業せざるを得ないことになる可能性も考えて、卒業論文は書き進めていた。

 なぜ留年を選んだのか。卒業してそのまま留学し、帰国して就職という方法もあったはずだが。

 当時は、就職浪人は新卒に比べて不利だと言われていた。就職の応募条件に「新卒に限る」という文言があることが多かったのである。留年して多少ほかの新卒者より年齢が上であっても、就職浪人よりは有利だった。就職浪人は、一種の離職者扱いだったのだろう。

 私が通った大学は、当時、最大2年間休学できた。そして、休学期間中は授業料を払わなくてもよかったのである。この制度を使うことにした。

 卒業に必要な単位は、なんとかクリアしている状況で、4年次の単位を落とさなければ、そして卒業論文を提出すれば、おそらく自動的に卒業となるであろうと思われた。

 なので、敢えて卒論を提出しないことにした。提出期限の1976年1月16日正午までには、一応書き上げてはいた。提出すれば「卒業」である。

 提出期限の日(1976年1月16日)、いつものように朝刊を配り終えて朝食を済ませ、部屋に帰った。こたつに入って悶々としながら時が流れるのを待っていると、寝入ってしまった。

 目覚めたのは11時頃だった。とりあえず出かける準備をしながら、ダラダラと過ごした。

 正午になった。まだ部屋にいた。卒論の提出期限が過ぎた。私の留年が決まった瞬間だった。


posted by 赤井田拓弥 at 10:04| Comment(0) | カリフォルニアの青い空

2020年09月24日

VOAの2分ニュース(20年9月22日の後半)


 ナラボー・プレスのサイトで、Voice of America のナチュラルスピードのニュースを、毎週1回アップしています。
 そして、その用語や表現などを、このブログで解説します。
 長くなりますので、2回に分けて、通常、水曜日と木曜日に掲載します。

きょうは、2020年9月21日(アメリカ時間)に放送されたニュースの後半です。

音声とスクリプトは、ナラボー・プレスのサイトのこちらにあります。
https://www.nullarbor.co.jp/voa/news/0921_06pm.html


Meanwhile, nearly half of Americans, or 49%, said they [were] definitely or probably would not get an inoculation if a coronavirus vaccine were available today. Fifty-one percent said they would. That's according to a Pew Research Center poll conducted earlier this month. Those who are weary of getting vaccinated have cited concerns about side effects.

Meanwhile「その一方で、その間」
 前に述べた「680万人を超える人が感染し、ほぼ20万人が死亡した」という内容に対して使っている表現です。

nearly half of Americans, or 49%「ほぼ半数のアメリカ人が、つまり49パーセントが」
 この or は言い換えを表し、「つまり、言い換えると」という意味合いです。

they [were] definitely or probably would not get an inoculation「彼らは絶対に、あるいはおそらくワクチンの接種は受けないだろう」
 they [were] の were は言い間違いです。they の述部は would not get なので、were は余分です。
 inoculation は「予防接種、接種」。

if a coronavirus vaccine were available today「コロナウイルスのワクチンの接種が今日可能になったとしても」
 if は「もし〜としても」という意味で、even if と同じ意味です。

Fifty-one percent said they would.「51パーセントの人は受けるだろうと言った」

 would は will 時制の一致で過去形になったとも言えますし、仮定法で would になっているとも言えます。

a Pew Research Center poll「ピュー・リサーチセンターによる世論調査」

 Pew Research Center は、アメリカの世論調査機関です。

conducted earlier this month「今月に実施された」

 過去分詞の後置修飾です。
 earlier this month は「今月早く」ではなく、「現時点より前の今月のあるとき」という意味で、その月の初旬ということではありません。

Those who are weary of getting vaccinated「接種を受けることにうんざりしている人たち」

 those who は「〜の人たち」という、先行詞を含む関係代名詞です。
 be weary of …は「…にうんざりしている」という意味。

have cited concerns about side effects「副作用への心配に言及した」

 side effect は「副作用」。

President Donald Trump said last month the US will have a vaccination for the coronavirus before the end of the year, or maybe even sooner.

or maybe even sooner「あるいは、おそらくもっと早く」


Experts say it can take decades to develop, test and prove vaccines safe before they are administered to patients. Hope has been high, however, that a concerted International effort will produce an effective vaccine sometime next year.

Experts say「専門家によると」
 これは、ニュースでよく使われる表現です。

it can take decades to develop, test and prove vaccines safe「ワクチンを開発し、テストし、安全に供給するのに何十年もかかり得る」
 続く before …と合わせて「…するまでに〜かかる」という意味になっています。
 can takeは「かかり得る」。
 decade は「10年」。複数形なので「何十年も」という意味合いです。

before they are administered to patients「患者に投与するまでに」
 administer は「(薬などを)投与する」。

Hope has been high, however「しかしながら、期待はずっと高いので」
 so … that の構文です。high の前に so が省略されていると考えると、理解しやすいでしょう。

a concerted international effort「一致した全世界の努力」

 「全世界が努力することによって」という意味合いです。


posted by 赤井田拓弥 at 09:56| Comment(0) | VOA

2020年09月23日

VOAの2分ニュース(20年9月22日の前半)


 ナラボー・プレスのサイトで、Voice of America のナチュラルスピードのニュースを、毎週1回アップしています。
 そして、その用語や表現などを、このブログで解説します。
 長くなりますので、2回に分けて、通常、水曜日と木曜日に掲載します。

音声とスクリプトは、ナラボー・プレスのサイトのこちらにあります。
https://www.nullarbor.co.jp/voa/news/0921_06pm.html

2020年9月21日(アメリカ時間)に放送されたニュースです。

This is VOA News via remote. I'm Marissa Melton.

 via remote は「リモートで」ということです。つまり、ちゃんとしたスタジオではなく、自宅などでニュースを読んでいます。そのため、音質が劣っています。

This is VOA News via remote. I'm Marissa Melton.

The World Health Organization's director-general said Monday, “No crisis since World War II demonstrates more clearly the need for the United Nations than the COVID-19 pandemic.” Tedros Adhanom Ghebreyesus acknowledged the 75th anniversary of the United Nations Monday in Geneva.

the World Health Organization「世界保健機関」
 ニュースでよく聞く WHO のこと。

director-general「事務局長」

No crisis since … than the VOVID-19.「第二次世界大戦以来、新型コロナウイルスによるパンデミックほど国連の必要性を実証している危機はない」
 demonstrate は「実証する、証明する」という意味。
 pandemic は「広範囲(全世界)に病気が流行すること」という意味です。

Tedros Adhanom「テドロス・アダノム WHO 事務局長」
 冒頭の director-general が「事務局長」。

acknowledged the 75th anniversary of the United Nations「国連の75周年記念に感謝した」
 acknowledge にはいろいろな意味があり、その状況や文の流れで意味を考える必要があります。ここでは「新型コロナウイルスの蔓延のことで国連の存在が実証された」と述べているので、「感謝の念を述べた」が適切でしょう。
 また、acknowledged の部分は、続く the との関係で聞き取りにくくなっています。

Monday in Geneva「ジュネーブで月曜日に」
 冒頭の文にも Monday が出ているので、この Monday は余分ですね。


He said the WHO has three key messages for UN members. First, he said the pandemic must motivate us to redouble our efforts to achieve the sustainable development goals, not become an excuse for missing them. Second, we must prepare for the next pandemic now. And third, we must move heaven and earth to ensure equitable access to diagnostics, therapeutics and vaccines.

the pandemic must motivate us to redouble our efforts「パンデミックは我々の努力を拡大させている」
 motivate は「モチベーションを与える、やる気にさせる」という意味です。
 redouble は「倍増させる」。double だけでも「倍増させる」という意味ですが、それに「繰り返し」を表す接頭辞の re- を付け、「さらに」という意味を強めています。

to achieve the sustainable development goals「持続可能な開発目標を達成するための」
 to achieve は、前の our efforts を後ろから修飾している形容詞的用法の不定詞です。
 sustainable development goals は「持続可能な開発目標」で、SDGs と略され、世界中で推奨されている運動です。

not become an excuse for missing them「やれないことの口実にするのではなく」
 become は、前の motivate と並立の関係にあります。
 excuse は「言い訳」。[エクスキュース]のように、最後は濁らない発音です。

we must prepare for the next pandemic now「今、次のパンデミックに備えなければならない」
 the next pandemic は「第二波」のこと。もし今が「第二波」であれば「第三波」のこと。

we must move heaven and earth to ensure equitable access to diagnostics, therapeutics and vaccines「診療、治療、そしてワクチンが公平に行き渡るように全力を尽さなければならない」
 move heaven and earth は「全力を尽くす」という意味のイディオムです。
 ensure は「確かにする」、equitable access は「公平な入手」。
 diagnostics, therapeutics and vaccinesは、「診療、治療、そしてワクチン」。


According to the Johns Hopkins University, which is tracking the global coronavirus pandemic, more than 31 million people have been infected with COVID-19 and more than 961,000 people have died. The United States leads the world with more than 6.8 million infections at nearly 200,000 deaths.

tracking the global coronavirus pandemic「全世界のコロナウイルスによるパンデミックを追跡している」
 track は「〜を追跡する、〜のデータを追う」という意味。
 この前の which は関係代名詞です。

more than 31 million people have been infected with「3,100万人を超える人たちが感染した」

 more than は「〜を超える」という意味です。「〜以上」と訳すと間違えることもあります。例えば more than one は「1を超える」ということですから「2以上」という意味です。
 ですが、million のように大きな数字の場合は「〜以上」と訳すことも多いようです。

leads the world「世界のトップである」

nearly「ほぼ」

 nearly は、まだその数字を超えてはいないが、かなり近くなっている状況を表します。

ナラボー・プレスのそのほかのページもご覧ください。
https://www.nullarbor.co.jp/



posted by 赤井田拓弥 at 11:32| Comment(0) | VOA

2020年09月17日

VOAの2分ニュース(20年9月14日の後半)


 ナラボー・プレスのサイトで、Voice of America のナチュラルスピードのニュースを、毎週1回アップしています。
 そして、その用語や表現などを、このブログで解説します。
 長くなりますので、2回に分けて、通常、水曜日と木曜日に掲載します。

きょうは、2020年9月14日(アメリカ時間)に放送されたニュースの後半です

音声とスクリプトは、ナラボー・プレスのサイトのこちらにあります。
https://www.nullarbor.co.jp/voa/news/0914_07pm.html


Berlin has demanded that Russia investigate the case. Navalny had been kept in an induced coma for more than a week and as he was treated with an antidote. Four hospital officials said a week ago that his condition had improved enough for him to be brought out of it. Doctors have cautioned that even though he's recovering well, long-term problems cannot be ruled out.

Berlin has demanded that Russia investigate the case.「ベルリン市はロシアに対してこの件を調査するように強く求めた」
 Russia investigate のように、単数形である Russia なのに、動詞に「三単現のs」が付いていないことに注意。demand のように「命令、希望、忠告」などの意味を表す動詞に続く that 節の中では、動詞は原形になります。

in an induced coma「昏睡状態で」

and as he was treated with an antidote「そして、解毒剤の治療を受けた」

 and のあとの as は不要です。ナレーター(アナウンサー)が間違えて付け足してしまったようです。

his condition had improved「彼の状態(症状)は改善してきた」

 that の前の said week ago の時制に合わせて過去完了形になっていますが、述べたときには has improved となっていました。

enough for him to be brought out of it「意識が回復するまでに十分に」

 enough to に for him が挿入された形です。

long-term problems cannot be ruled out「長期間の困難な状況は避けられない」

 long-term は「長期間の」という意味の形容詞句。rule out は「排除する」。


British prime minister Boris Johnson on Monday won the first of several votes in Parliament on his plan to undercut the Brexit treaty. But he faces a growing rebellion among members of Parliament who say breaking international law would tarnish Britain's reputation.

British prime minister Boris Johnson「イギリスのボリス・ジョンソン首相」

 日本の「首相」も prime minister といいます。

won the first of several votes in Parliament「最初のいくつかの東京で勝利した」

 Parliament は「国会」。イギリスやカナダ、オーストラリアの国会は Parliament といいます。日本の国会も同じような仕組みですが、日本の国会には Diet を使います。

on his plan to undercut the Brexit treaty「ブレクジット(EU離脱)協定の一部変更しようとする彼の計画」
 undercut は「価値を低下させる、効力をなくす」という意味で、「一部変更」を意味しています。

a growing rebellion「増えてきている反抗」

 反対者が増えつつあることを示しています。

members of Parliament「国会のメンバー」

 つまり議員のこと。

would tarnish Britain's reputation「イギリスの評判に傷が付くだろう」

 tarnish は「(評判などを)落とす、傷つける」で、reputation は「評判」。


The European Union says Johnson's bill would collapse trade talks while former British leaders have warned that breaking the law is a step too far that undermines the country's image. The EU has demanded Britain scrap the main parts of the bill by the end of September, and if not, there will be no trade deal at the end of the year.

Johnson's bill would collapse trade talks「ジョンソン氏の議案は貿易交渉を決裂させてしまうだろう」

while former British leaders have warned that「一方で、過去のイギリスのリーダーたちが〜と警告している」
 former British leaders というのは、メイ前首相を含む閣僚たち。

a step too far that undermines the country's image「あまりにもかけ離れすぎていて、国のイメージを弱体化させる」
 undermine は「弱体化させる」という動詞。
 too … that は、so … that 〜(…すぎて〜することになる)と同じような使い方。

The EU has demanded Britain scrap the main parts of the bill「EUはイギリスに対してその法案の主要な部分を破棄するように強く求めている」
 demand の使い方と文法については、昨日の記事を参照してください。

and if not, there will be no trade deal at the end of the year「そしてそうでない場合、年末には取引協定は結ばれないであろう」
 if not のあとには、「9月末までに法案の主要部分が破棄されなかった場合は」という意味が続いています。





posted by 赤井田拓弥 at 10:03| Comment(0) | VOA

2020年09月16日

VOA の2分ニュース(20年9月14日の前半)


 ナラボー・プレスのサイトで、Voice of America のナチュラルスピードのニュースを、毎週1回アップしています。
 そして、その用語や表現などを、このブログで解説します。
 長くなりますので、2回に分けて、通常、水曜日と木曜日に掲載します。

音声とスクリプトは、ナラボー・プレスのサイトのこちらにあります。
https://www.nullarbor.co.jp/voa/news/0914_07pm.html

2020年9月14日(アメリカ時間)に放送されたニュースの前半です。後半は明日アップします。


This is VOA News via remote. I'm Marissa Melton.

 via remote は「リモートで」ということです。つまり、ちゃんとしたスタジオではなく、自宅などでニュースを読んでいます。そのため、音質が劣っています。


The German government said Monday two more laboratories in France and Sweden have independently confirmed that Kremlin critic and opposition leader Alexei Navalny was poisoned with the Soviet-era nerve agent Novichok in his native Russia.

The German government said Monday ….「ドイツ政府は月曜日に…と述べた」
 ニュース記事では、時間や日付を表す表現を、このように文中に入れることがよくあります。

Kremlin critic and opposition leader Alexei Navalny「クレムリン(ロシア政府)の批評家で反体制指導者であるアレクセイ・ナワリヌイ氏」
 名前の Alexei のところをちょっと言い間違えそうになっていますので、音声に注意しましょう。

was poisoned with the Soviet-era nerve agent Novichok「ソビエト時代の神経剤のノビチョクを盛られた」
 be poisoned は「毒を盛られる」
 Soviet-era は「ソビエト時代の」 「昭和時代」は Showa era といいます。agent は「化学作用の物質」という意味で、ここでは「毒」です。

in his native Russia「母国であるロシアで」


Speaking at a news briefing in Berlin, government spokesman Steffen Seibert told reporters that along with a German lab analysis there are now three independent labs that have confirmed how Navalny was poisoned. All indications are absolutely clear. “A poisoning situation has occurred in Russia,” he said.

Speaking at a news briefing in Berlin「ベルリンでの記者会見の席でこう述べた」

 Speaking は分詞構文です。「〜しながら」という意味合いです。

along with a German lab analysis「ドイツの研究所での分析と併行して」

 この部分は挿入句になっています。that 節の中がthere are …の構文になっており、真主語はthree independent labs で、それを関係代名詞節が後ろから修飾しています。「ナワリヌイ氏がどのようにして毒を盛られたかを裏付けた独立系の研究所が3つある」という意味です。

All indications are absolutely clear.「すべての兆候から犯罪が行われたことは明らかである」
 absolutely は「絶対的に」という副詞。

A poisoning situation has occurred in Russia「毒を盛ったのはロシアでのことである」

 occur は「起きる」という意味。同じような意味を表す語や表現に happen や take place がありますが、この中で take place は「予定したことが起きる」ということですので、事故などが起きる場合に take place は使われません。


Russia has denied any involvement with the poisoning and accused the West of a smear campaign. The 44-year-old Navalny fell ill on a Russian domestic flight on August 20th and was transferred to Germany two days later for specialist treatment at Berlin's Charite Hospital.

Russia has denied any involvement「ロシアはいかなる関与も否定している」

 denied は deny(否定する)の過去分詞です。involvement は involve 「関与する、巻き込む」の名詞形。

accused the West of a smear campaign「西側諸国の中傷キャンペーンを非難した」

 the West は、ドイツなどの「西側諸国」。West のあとにある of は accuse … of (…を〜だと非難する)の of です。smear campaign は「中傷キャンペーン」です。

The 44-year-old Navalny fell ill on a Russian domestic flight「44歳のナワリヌイ氏はロシアの国内線の機上で気分が悪くなった」

 44-year-old は「44歳の」という意味で、形容詞の働きをし、続く Navalny を修飾しています。
 on a … flight は「…の機上で」という意味です。通常、商用の乗り物には on を使います。

 乗り物に使う on と in の使い分けは、こちらをご覧ください。

http://nullarbor.sblo.jp/article/178785987.html


posted by 赤井田拓弥 at 10:35| Comment(0) | VOA

2020年09月15日

You are going to need a bigger boat. ― アメリカ映画で使われた表現


アメリカ映画で使われた重要表現を学習しましょう。
基本的に、月曜日か火曜日に掲載します。

You are going to need a bigger boat.

 1975年のアメリカ映画 Jaws(邦題は『ジョーズ』)の中で使われた表現です。

 動画は、ここにあります。
https://learningenglish.voanews.com/a/5541067.html


 jaw は「あご」という意味です。「あご」と言っても出汁を取るトビウオのことではありませんよ。それよりもっともっと大きい巨大なホオジロザメが登場する映画です。

 警察ブロディ署長と漁師サム、海洋学者のマット・フーパ―の3人がホオジロザメを探しに海に出ます。

 サメをおびき寄せるため、署長が餌を海に投げ込んでいると、とてつもなく大きなホオジロザメが突然、海中から姿を現します。それを見た署長が言う表現が、

You’re going to need a bigger boat.

です。船(ボート)で海に出ているので「もっと大きな船が必要だ」と言っているように思えますが、これは比喩的な使い方で「これは生易しいもんじゃないぞ」と言っている表現です。

 you を使っていますが、意味的には we です。英語では、自分を含めたみんなを指すときに、このように you を使うことがよくあります。


その他の表現

be considered to be …「…と考えられている」

a situation seems impossible「状況が不可能に思われる」
 これは SVC の構文になっています。a situation が主語で、seems が動詞、impossible が補語(主格補語)です。

too large or too difficult to overcome「大きすぎたり難しすぎたりして克服できない」
 too … to 〜の形です。が2つあります。「〜するには…すぎる」とか「…すぎて〜できない」という意味になります。

 動画の下にセリフが表示されますので、参考にしましょう。

株式会社ナラボー・プレスのサイトもぜひ訪れてください。
https://www.nullarbor.co.jp/

 次回は、9月29日の予定です。

posted by 赤井田拓弥 at 10:36| Comment(0) | VOA

2020年09月14日

カリフォルニアの青い空 ― 3. 大学4年次の生活とアメリカの大学探し


 就職を先延ばしにしてアメリカに1年または2年行こうと心に決め、3年のときはかなり単位を取得した。そして、4年のときは、週に何日も大学に行く必要はない状況になった。
 奨学生としての新聞の業務は依然として忙しかったが、大学の授業や勉強が減った分、少し心にゆとりができた。

 当時、福岡市を含めた北九州地区で、読売新聞育英奨学生が300人ほどいた。この奨学生を読者とする月刊の新聞を発行しようという話が持ち上がり、その編集長に指名された。奨学生や店長にインタビューしたり、役立ち情報を集めたり、記事を書いて、割り付け指定をし、新聞社の印刷部に依頼する業務を、ほぼ一人でこなしていった。けっこう忙しく、1か月はすぐに過ぎていった。

 また、「アタック・イン・サマー」という新聞社主催の催しにも精出した。
 「アタック・イン・サマー」というのは、夏休みのあいだの育英奨学生による拡張合戦である。夏休みのあいだ、自分の配達区域や同僚の区域の応援拡張をやったり、他店との交流で勧誘をやったりする。9月になってから成績発表と表彰式、祝賀会などがある。

 それまでは「学生の本分は勉強だ」と粋がって、こうした催しにはあまり積極的に参加してこなかったのだが、留学を決めたこともあり、最後の夏を記憶に残るものにしようという気持ちにもなり、かなり頑張って新聞の勧誘活動をやった。
 そして、上記300人の奨学生のなかで9位の成績を収めた。

 こうした生活を送りながら、留学できるアメリカの大学を探し始めていた。留学経験者の体験記などの本も買った。留学生を受け入れている大学のリストなどを載せている本もあった。
 やはり、『カリフォルニアの青い空』の影響で、南カリフォルニアの大学は魅力的だった。

 手紙を出したいくつかの大学の中から、返事が来た。California 州のPalm Desert というところにある大学だった。

posted by 赤井田拓弥 at 14:20| Comment(0) | カリフォルニアの青い空

2020年09月10日

VOAの2分ニュース(20年9月7日後半)


 ナラボー・プレスのサイトで、Voice of America のナチュラルスピードのニュースを、毎週1回アップしています。
 そして、その用語や表現などを、このブログで解説します。
 長くなりますので、2回に分けて、通常、水曜日と木曜日に掲載します。

音声とスクリプトは、ナラボー・プレスのサイトのこちらにあります。
https://www.nullarbor.co.jp/voa/news/0907_07pm.html

2020年9月7日(アメリカ時間)に放送されたニュースの後半です。

Mr. Trump, holding his first news conference on the North Portico of the White House, said that, contrary to what he called “political lies,” any vaccine approved for mass inoculation by the federal government will be, in his words, “very safe and very effective.”

holding his first news conference「最初の記者会見を行い」
 分詞構文になっています。

the North Portico of the White House「ホワイトハウスの北の柱廊式玄関」
 ホワイトハウスの北の玄関口です。South Portico もあります。portico というのは「柱で支えた屋根のある玄関(ポーチ)」です。

contrary to what he called “political lies,”「彼が『政治的ウソ』と言ったこととは反対に」

 この political lies はバイデン氏が言った内容を指しています。「バイデン氏が言ったこととは反対に、very safe and very effective(非常に安全で非常に効果的だ)と言っているわけです。
 political lie は、ふつうの「ウソ」より強い意味合いで、政治家のウソを表現します。

approved for mass inoculation「集団接種用として認可された」
 後置修飾語句として any vaccine を後ろから修飾しています。


The Republican and Democratic Party nominees made their remarks as the presidential campaign turned to the home stretch on the annual Labor Day holiday. It’s the time when COVID-19, the disease caused by the coronavirus, is still killing about a thousand Americans every day.

as the presidential campaign turned to the home stretch「選挙戦が終盤になったので」
 home stretch は、競馬などの「ホーム前の直線コース」を指し、「何かの終盤」という意味です。

on the annual Labor Day「年1回のレイバーデイの日に」

COVID-19「新型コロナ感染症」


the disease caused by the coronavirus「コロナウィルスが引き起こす病気」
 caused by 以降が the disease を後ろから修飾しています。


Yemen's Iran-aligned Houthis said in a statement on Monday that they will suspend all United Nations and humanitarian flights to Sana’a International Airport as of Wednesday. The Iran-aligned Houthi movement took over the capital Sana’a in the north, and most major cities in 2014, after ousting the internationally-recognized government. Since then, only the United Nations and human ... humanitarian flights have been allowed by the Saudi-led coalition, which controls the Yemeni airspace to land there.

Yemen’s Iran-aligned Houthis「イエメンのイラン支援の武装組織であるフーシ」
 aligned は「同調した、支援された」という意味。

suspend all United Nations and humanitarian flights 「すべての国連関係や人道主義的飛行便を差し止める」

Sana’a International Airport「サヌア国際空港」


as of Wednesday「水曜日をもって(それ以降)」
 as of … は「…を起点としてそれ以降は」という意味で、法律や規則などが発効する日などを示すときなどに使います。

after ousting the internationally-recognized government「国際的に認められた政府を追放したのち」
 oust は「追放する、失脚させる」という意味です。internationally-recognized は、後ろの government を修飾する形容詞句です。

human ... humanitarian flights は、間違えて言い直している部分です。

have been allowed by the Saudi-led coalition「サウジ主導の連合軍に許されてきた」
 サウジ主導の連合軍(連立政権)が航空機の着陸をコントロールしていたと述べています。


(You can find) more on this and other stories at our website voanews.com. There’s also an app you can download. You’re listening to VOA news.

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posted by 赤井田拓弥 at 10:25| Comment(0) | VOA

2020年09月09日

VOAの2分ニュース(20年9月7日前半)


 ナラボー・プレスのサイトで、Voice of America のナチュラルスピードのニュースを、毎週1回アップしています。
 そして、その用語や表現などを、このブログで解説します。
 長くなりますので、2回に分けて、通常、水曜日と木曜日に掲載します。

 音声とスクリプトは、ナラボー・プレスのサイトのこちらにあります。
 https://www.nullarbor.co.jp/voa/news/0907_07pm.html

2020年9月7日(アメリカ時間)に放送されたニュースです。

This is the VOA News via remote. I'm Marissa Melton.
 via remote は「リモートで」ということです。つまり、ちゃんとしたスタジオではなく、自宅などでニュースを読んでいます。そのため、音質が劣っています。

US President Donald Trump on Monday unleashed another extended verbal attack on his opponent in the November election, claiming that the Democratic Party nominees Joe Biden and Kamala Harris, in his words, “should immediately apologize for their reckless anti-vaccine rhetoric.”

unleashed「(感情などを)爆発させた」
 leash は、犬などに付ける「リード」のこと。これに、反意を表す un- が付いています。ですから、「解き放った」という意味で、そこから「(怒りなどを)爆発させる」という意味を表しています。

another extended verbal attack on …「…に対する更なる言葉による攻撃」
 another は「もう一度、さらに」という意味です。あとに複数形が続くこともあります。
 【例】another fiver hours「さらにあと5時間」
 verbal attack は「言葉による攻撃」で、ネット記事などでは、よく「口撃」と表記されたりします。

claiming that …「…と主張しながら」
 claiming 以降は、いわゆる「分詞構文」と言われる形です。in his words は「彼の言葉にすると」ということで、トランプ氏が言ったことを表します。
 最後の should immediately apologize の主語は the Democratic Party nominees Joe Biden and Kamala Harris です。in his words は挿入句です。

reckless anti-vaccine rhetoric「見境のないワクチンに反対する巧言」
 reckless は「見境のない、無謀な」という意味で、reckless driving(無謀運転)のように使います。
 anti- は「反〜」。
 rhetoric は「巧言、美辞麗句」です。
 これは、次に続くバイデン氏の発言を指して言っています。


Biden said on Monday he would like to see a vaccine tomorrow even if it cost him the election. But, he said, “If we do have a really good vaccine, people are going to be reluctant to take it, because the President's repeated misstatements and falsehoods with respect to the virus” in his words, “are undermining public confidence.”

he would like to see a vaccine tomorrow even if …「…になったとしても、明日にでもよいワクチンがほしい」
 「その結果、大統領選挙に私が負けるようなことがあったとしても、すぐにでもよいワクチンをすぐにほしい」という意味です。ただ、あとに続く内容で、「いいワクチンができても、トランプ氏の姿勢が疑わしく危険なので、国民はすぐにワクチンを接種しようとは思わないだろう」と言っています。
 仮定法の文です。tomorrow は「今すぐにでも」という意味合い。
 cost him the election は「選挙が犠牲になったとしても」、つまり「選挙で落選するとしても」ということです。「自分が犠牲になっても、国民を救えるすばらしいワクチンがほしい」ということです。

If we do have a really good vaccine「もし本当によいワクチンができたとしても」
 この If は Even if という意味合いです。

people are going to be reluctant to take it「人は摂取したがらないだろう」
 続く内容で、「with respect to the virus(ウィルスに関して) repeated misstatements and falsehoods(虚言やウソを繰り返してきた)から、国民の信頼を失ってきている」と述べています。

undermine 「ゆるがせる」
public confidence「国民の信頼」


 後半は、明日の朝、アップします。
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posted by 赤井田拓弥 at 10:03| Comment(0) | VOA

2020年09月08日

break this gently ― アメリカ映画に使われた表現

 アメリカ映画で使われた表現を学習しましょう。 基本的に、月曜日か火曜日に掲載します。

 今日の表現は、break this gently です。

 1967年の映画 Guess Who’s Coming to Dinner(邦題『招かれざる客』)に出てきた表現です。

 黒人青年と白人女性の結婚をめぐる双方の家族の葛藤を描いた作品で、奇しくもこの年(1967年)に、アメリカ合衆国の連邦最高裁(The Supreme Court of the United States)が interracial marriage(異人種間結婚)を違法とする州法などが憲法違反であるという判決を下しました。

 映画では、シドニー・ポワチエが演じる医師の John Prentice が beak this gently という表現を使っています。… maybe there was some way to break this gently と言っています。

 この break は「伝える、告げる」という意味です。次のように使います。

 I have something to break to you.「打ち明けなければならないことがあります」

 それでは、映画の場面を見てみましょう。
 VOAのサイトのここにあります。映画なので、著作権上、リンクを張ることにします。

https://learningenglish.voanews.com/a/5549845.html

 break を使った表現としては、Sorry to break it to you.(言いにくいんですけど)のように、何か悪いことを伝えなければならないときに、前置きとしてよく使われます。

 映画では、このあと、女性の両親は結婚を認めます。

そのほかの表現

legalize「合法化する」
immediately「すぐに、直ちに」
 否定形とともに使われると「すぐには〜しない」のように、部分否定の意味になります。

flew back to San Francisco 「飛行機でサンフランシスコに戻ってきた」
 flew は fly の過去形です。fly は1語だけで「飛行機で行く」という意味でよく使われます。

 動画の下にセリフが表示されますので、参考にしましょう。


株式会社ナラボー・プレスのサイトもぜひ訪れてください。
http://www.nullarbor.co.jp/

 それでは、また来週。

posted by 赤井田拓弥 at 10:29| Comment(0) | VOA

2020年09月07日

カリフォルニアの青い空 ― 2.人生のモラトリアム


前回の記事はこちら。
http://nullarbor.sblo.jp/article/187860447.html

 大学と奨学生での新聞店での業務をこなしながら、時は過ぎていった。

 私が通った大学は、取得単位が少なくても出席日数が少なくても、1年から2年へは問題なく進級できる。2年から3年への進級に関門が設けられていた。単位数が足りなかったり必須科目を履修していなかったりすると、留年となるわけである。

 「あのときは頑張って勉強したなぁ」と思える時期が、私には3度ある。それは、大学受験前の数か月とアメリカの大学でジャーナリズムの授業を受けたとき、そして、この大学の2年次から3年次に進級する後期試験前の約1か月半である。

 育英奨学生の期間は「4年」と決まっていた。留年してしまうと、それ以降は自分で学費の都合をつけなければならないので、単位を落とすわけにはいかない。猛烈に勉強した。

 辛うじて3年に進級できた。

 3年に進んでゼミが始まり、私は無難で単位がもらいやすいという評判の教授のゼミを選んだ。級友たちの話を聞いていると、けっこうむずかしそうなゼミを取っていたり、また英検1級に合格する者も出てきたりで、私の学力が格段に劣っているのが明らかになってきた。

 こうしたことから、1年か2年、アメリカ、それも南カリフォルニアに行きたいという気持ちが、どんどんとふくらんでいった。

 「金はない。英語力もない。どうやったら留学が可能か」を模索し始めた。そして、就職を先延ばしにし、同級生たちが働いているときに、アメリカで過ごすことを、自分では「人生のモラトリアム」と呼んで、ひそかに楽しんでいた。

 ある夜、友人の一人と飲みながら「人生のモラトリアム」について話した。私が卒業を1〜2年延ばそうとしていることの意義についてである。
 そのとき、友人は次のようなことを言っていた。

 「オレはモラトリアムは損だと思う。就職が2年遅れると、当然、初任給や昇給も、人に遅れを取ったままが続くことになる。退職金や年金にも影響が出るのは必至。だから、オレは留年しないし、留学もしない」

 私は、「確かに金銭的には不利だろうが、2年間の経験が、人生でのいろいろなつまずきの際に思い出され、彩りを与えてくれるのではないかと考えている」というような考えを友人に伝えた。


posted by 赤井田拓弥 at 11:05| Comment(0) | カリフォルニアの青い空

2020年09月03日

VOAの2分ニュース(20年8月31日後半)


 ナラボー・プレスのサイトで、Voice of America のナチュラルスピードのニュースを、毎週1回アップしています。
 そして、その用語や表現などを、このブログで解説します。
 長くなりますので、2回に分けて、通常、水曜日と木曜日に掲載します。

きょうは、2020年8月31日(アメリカ時間)に放送されたニュースの後半です。

音声とスクリプトは、ナラボー・プレスのサイトにあります。
https://www.nullarbor.co.jp/voa/news/0831_06pm.html


In a statement Sunday, Joe Biden, who’s challenging Mr. Trump for the presidency in November, said of Portland, “Shooting in the streets of a great American city is unacceptable. I condemn violence of every kind by anyone, whether on the left or the right, and I challenged Donald Trump to do the same.”

challenge「挑戦する」
for the presidency in November「11月の大統領選挙」
 presidency には「大統領職、大統領の地位、大統領の任務[任期]」という意味があります。

unacceptable「容認できない、認められない」
condemn「糾弾する、非難する」


violence of every kind by anyone, whether on the left or the right「いかなる人によるすべての暴動は、それが左翼の人であれ右翼の人であれ」

I challenged Donald Trump to do the same.「私はドナルド・トランプ氏に同じことをするように異議を申し立てた」

Oregon Governor Kate Brown said in a statement late Sunday that everyone, including elected officials, law enforcement, and community leaders, needs to come together to stop the cycle of violence in Portland. She said, “Real change will come from the hard work to achieve racial justice.”

in a statement late Sunday「日曜日遅くの声明で」

including elected officials, law enforcement, and community leaders「選出議員、法の執行人、そして地域社会の指導者」
 elected officialは「投票によって選ばれた議員」で、いろいろな議会の議員を指しています。そしてlaw enforcementは「警察や裁判官など、法律を適用する役職の人」のことです。community leaderは「いろいろな自治体の長」のことです。

come together to stop …「…を止めるために集まる」

cycle of violence「暴動の連鎖」

achieve the racial justice「人種間の平等を獲得する」


質問などはコメント欄にどうぞ。


posted by 赤井田拓弥 at 10:07| Comment(0) | VOA

2020年09月02日

VOA の2分間ニュース(20年8月31日前半)


 株式会社ナラボー・プレスのサイトで、Voice of America のナチュラルスピードのニュースを、毎週1回アップしています。
 そして、その用語や表現などを、このブログで解説します。
 長くなりますので、2回に分けて、通常、水曜日と木曜日に掲載します。

音声とスクリプトは、ナラボー・プレスのサイトにあります。
https://www.nullarbor.co.jp/voa/news/0831_06pm.html

2020年8月31日(アメリカ時間)に放送されたニュースです。

US President Donald Trump has attacked the mayor of Portland, Oregon, on Twitter after the mayor bitterly criticized the President for violence this weekend between Black-Lives-Matter protesters and truckloads of Trump supporters.

長いですが、1文です。

attack 誰々 on Twitter「ツイッターで誰々を攻撃する」

bitterly「痛烈に」
 bitter は「苦い」とか「冷酷な」という意味の形容詞で、bitterly は副詞形です。

Black-Lives-Matter protesters「『黒人の命は大事」と訴えるデモの参加者たち』
 Black-Lives-Matterがprotesters を形容詞として修飾していますので、3語をハイフンでつないで表現します。

truckloads of Trump supporters「大勢のトランプ支持者」
 このニュースでは、あとに supporters in 600 trucks という表現が出てきますので、truck を使っています。truckload は「トラックに積んだ荷物」という意味です。


The President of the United States tweeted, “Portland is a mess, and it has been for many years.” Mr. Trump continued, “If this joke of a mayor doesn't clean it up, we will go in and do it for them.”

tweet「ツイートする」
 動詞で使われています。

mess「混乱」

clean it up 「是正する、解決する」
 it は 前の文の mess を指しています。

we will go in and do it for them「介入し、解決する」
 軍隊を導入し解決に当たる」という意味です。it は特にどの語を指しているというわけではありませんが、「何かをする」というような意味です。


On Sunday, Portland mayor Ted Wheeler said during a news conference that the President is to blame for the violent protests taking place in cities across the United States over the past three months.

the President is to blame for …「大統領が…に対して(非難されるべき)責任がある」
 to blameは、前の the President を修飾する「形容詞的用法の不定詞」です。

taking place in cities across …「…じゅうの都市で起きている」
 現在分詞の後置修飾と言われる表現で、前の the violent protests を修飾しています。take place は「起きる」という意味で happen と同じように使われますが、happen が「予期しないことが起きる」という意味合いなのに対して、take place は「計画したことが起きる」という意味合いです。

On Saturday in Portland, a caravan of Trump supporters in 600 trucks clashed with people demonstrating against police brutality against minorities. During the violence, a white man was found dead from a gunshot wound to the chest. Witnesses said the man was wearing a hat bearing the insignia of Patriot Prayer, a far-right group based in Washington State that has previously clashed with protesters.

a caravan of …「…の一団」

clash「衝突する」

 clash は「意見の違いなどで衝突する」という意味に使い、crash は「車などが物理的に衝突する」と意味で使います。

demonstrating against 「〜に対してデモをしている」
 これも現在分詞の後置修飾です。

police brutality「警察による暴行、蛮行」

was found dead from a gunshot wound to the chest「胸に銃弾のあとがある状態で死んでみつかった」
 woundは「傷、傷跡、怪我」という意味で、[ウゥンド]と発音します。

a hat bearing the insignia of Patriot Prayer「愛国主義団体パトリオット・プレイヤーのバッジを付けた帽子」
 bearing 以降も後置修飾の現在分詞句です。bear は「〜を身につける」という意味です。insignia は「ある団体の一員であることを示すバッジや徽章」などを表します。

a far-right group「極右団体」

後半は明日アップします。
 

posted by 赤井田拓弥 at 10:19| Comment(0) | VOA

2020年09月01日

アメリカ映画で使われた英語表現


アメリカ映画で使われた重要表現を学習しましょう。
基本的に、月曜日か火曜日に掲載します。

You can’t handle the truth.

 1992年のトム・クルーズの主演映画『ア・フュー・グッド・メン(A Few Good Men)』で使われた表現です。
 否定形で使います。「(あまりに深刻なので)真実は重過ぎる、手に負えるものではない」という意味です。

 映画の中では、ジャック・ニコルソン演じるネイサン・R・ジェセップ大佐が、トム・クルーズ演じるダニエル・キャフィ中尉に放つセリフです。「おまえに真実は分からんよ!」と言っています。

それでは、映画の場面を見てみましょう。
VOAのサイトのここにあります。映画なので、著作権上、リンクを張ることにします。

https://learningenglish.voanews.com/a/5534602.html


そのほかの主な表現。

be on trial for the murder of …
 「…を殺害したという罪で公判中である」という意味です。trial には冠詞は付きません。

secretive code 「秘密の暗号」

 動画の下にセリフが表示されますので、参考にしましょう。

株式会社ナラボー・プレスのサイトもぜひ訪れてください。
http://www.nullarbor.co.jp/

それでは、また来週。
posted by 赤井田拓弥 at 10:10| Comment(0) | VOA