2018年08月10日

boyfriend、girlfriend の使い方


 そろそろ死語かもしれないが、「ボーイフレンド、ガールフレンド」という日本語がある。恋人ではない異性の友人のことを、気軽にボーフレンド、ガールフレンドと言ったりする。「私は、まだ恋人(カレ)はいないけど、ボーイフレンドだったら何人もいるわ」などと。

 それで、女性が英語圏の人に、同じような意味で I have many boyfriends. と言ってビックリされたりする。

 英語では、女性が同性の友人のことを my girlfriend と言っても何の差し支えもないが、男が my boyfriend と言うと特別な関係の男性を指すことになる。
 
 また、「親友」のつもりで同性の友人を my intimate friend と言うと、特別な関係の人を指す。

 やっかいなのは、和英辞典の「親友」に intimate friend が載っていたりすることである。40年ほど前の和英辞典にはあった。


「my + 形容詞 + 名詞」の語順

 my best friend とか my close friend では語順を間違える人は少ないが、dear を使うと dear my friend の語順で書く人が多い。
 
 フェイスブックで、ときどき Dear my facebook friends という呼びかけを見ることがあるが、My dear facebook friends が正しい語順である。

 手紙で「○○様」の感じで、英語では Dear Mr. Smith のように書くので、Dear は最初に来るものと思い込んでいるのであろうが、dear は単なる形容詞なので、人称代名詞よりあとにくる。


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posted by 赤井田拓弥 at 09:48| Comment(0) | 雑文

2018年08月07日

「いる」と「ある」


 Yahoo のニュースで、東日本大震災の4か月後に生まれ、1年生が1人だけの小学校に入学した女の子のことを放送していた。

 その子が動画の中で「友だちがあるし」と言っていた。
 
 今80歳くらいから上の人たちが書いた文を読むと、「そう言う人もあろうが」とか「そんな人もあった」のように、人に対しても「ある」と表現しているのが多い。

 童謡『七つの子』でも「かわいい七つの子があるからよ」のように「ある」である。

 今では「いる」が主流だと思うが、もしかして東北の方では「ある」が残っているのだろうか。

posted by 赤井田拓弥 at 22:45| Comment(0) | 雑文

2018年08月05日

Indian summer は、本当に「小春日和」か?



 「小春日和」を和英辞典で見ると、訳語のひとつに Indian summer がある。そして、英和辞典で Indian summer を見ると、「インディアンサマー、小春日和」と出てくる。

 「インディアンサマー」が何なのか感覚的に日本人に定着していないのに、この語義を出しても意味がないと思うが。

 さて、私は Indian summer の訳語の「小春日和」には懐疑的である。

 「小春日和」は、晩秋や初冬の穏やかに晴れた、ぽかぽかと気持ちのよい日のことをいう。

 そして、このリンク先にある英文を読む限り、「ぽかぽかと穏やかな」という感じはあまり感じられない。


 私は、カリフォルニア州南部の砂漠の町に住んだことがある。11月半ばのある日、本当に真夏かと思われるような暑い日がやってきた。これをクラスメートたちが Indian summer だと言っていた。

 砂漠の町なので、ほとんど雨が降ることがなく、その暑い日の前にも、穏やかに晴れた日が続いていたが、だれも Indian summer だと言った者はいなかった。

 英語の definition に、”a period of warm days in late autumn or early winter” があり、これが基になって「小春日和」という日本語の語義がうまれたのではないかと、私はにらんでいるが、この warm が曲者である。

 私たち英語学習者の感覚では、warm は「暖かい」である。そして、持ちよい暖かさと思う人がほとんどであろう。

 しかし、下の写真で見るように、摂氏39度でも、very warm である。ネイティブ・スピーカーが感じる warm は、もっと気温が高いところまで含むのではないかと、私は思っている。

スクリーンショット-2018-07-24-12.16.58.jpg


 ある辞書で Indian summer の語義として ”a return of hot days in late autumn or early winter” のようにあるのを見た記憶もある。


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posted by 赤井田拓弥 at 15:00| Comment(0) | 生活英語

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ゴーヤ09122010-2
posted by 赤井田拓弥 at 09:01| Comment(0) | 雑文

2018年08月04日

at night には、なぜ冠詞が付かないか。


 昨日の記事で、at nightin the night の違いを書いた。
 そして、in the night には冠詞が付いており、at night には冠詞が付いていない。ほかの時間帯(朝、午後、夕方)を表す in the morning, in the afternoon, in the evening には、いずれも冠詞が付く。

 ところが、at night には冠詞が付かない。なぜか。 at the morning については、ここをご覧あれ。

 day and night(昼も夜も)に冠詞が付かないことからも判断できるように、daynight は、「明るさ、暗さ」という機能を表す場合には、冠詞を付けない。
 そして、in the night のように「時間的長さ」を表すときは冠詞を付ける。


at night は、なぜ at ?

 昔の人たちは、暗くなったら寝て、明るくなったら起きるという生活なので夜の行動は限られ、「夜は短い点のようなもの」という認識だった。なので、at night(暗い一瞬) という表現が生まれた。

 つまり、「>暗くなったので寝た。目が覚めたらもう明るかった。夜は一瞬だ」という感覚だったのだろう。




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posted by 赤井田拓弥 at 15:20| Comment(0) | 生活英語

2018年08月03日

at night と in the night


 通常、私たちは in the morning, in the afternoon, in the evening, at night のように覚えており、night にも in が使われることには馴染みがない。

 しかし、Strangers in the Night (夜のストレンジャー)という歌もあり(フランク・シナトラ)、in the night という表現はよく使われるのである。

 『[例解]現代英語冠詞事典』(大修館書店)によると、in the nightat night の違いを次のように説明してある。

  in the night は1日の区分としての「夜間」に
  力点が置かれ、at night は夜の「働き」(=暗闇)を表す
  ので、「夜陰」に力点がおかれる(p.286)」。

 以前にあるフェイスブックで、夜にのんびりと一人で飲んでいる様子を、I’m drinking at night. と英語で書いてあるのを見たが、上の説明にあるように「夜陰」に力点が置かれることが強調されるという意味合いになれば、I’m drinking at night. は「夜暗くなるのを待ってこっそりと飲んでいる」といったようなニュアンスになりかねない。

 やっぱりのんびりと飲むのであれば、in the night を使って、

  I'm drinking Scotch on the rocks in the night gazing at the moon.
 「夜が更けて、月を眺めながらスコッチのオンザロックを飲んでいる」

のように、静かに夜が更けていくのを楽しんでいる感じを出したい。

 at night が「夜陰を強調する」ということから考えると、He visited me at night. は「暗くなるのを待ってこっそりと会いに来た」というニュアンスが出てくる。

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posted by 赤井田拓弥 at 09:49| Comment(0) | 英語の表記法

2018年08月02日

at the morning という表現


 ある本を読んでいて、ロバート・ブラウニングの「春の朝(あした)」をチェックしようと思い、『海潮音』(上田敏訳詩集)を買った。上田敏は、中学か高校で習う「山のあなた」で知っている人も多いことだろう。

  山のあなたの空遠く
  「幸」住むと人のいふ。
  噫、われひとゝ尋めゆきて、
  涙さしぐみ、かへりきぬ。
  山のあなたになほ遠く
  「幸」住むと人のいふ


閑話休題。

 上田敏による「春の朝」は次のとおり。

   時は春
   日は朝(あした)
   朝(あした)は七時
   片岡に露みちて
   揚雲雀(あげひばり)なのりいで
   蝸牛(かたつむり)枝に這ひ
   神、そらに知ろしめす
   すべて世は事も無し


 そして、ブラウニングによる原詩はこれ。

   The year's at the spring
   And day's at the morn;
   Morning's at seven;
   The hillside's dew-pearled;
   The lark's on the wing;
   The snail's on the thorn:
   God's in His heaven−
   All's right with the world!


 さて、この詩で気になったのが、at the springat the morn (morning のこと)の at である。

 通常、私たちは spring morning のように、ある程度の幅がある時間には in を使うと認識していると思う。

 ここでは、「四季では春がよい」、「一日のうちでは朝がいちばんだ」というような意味で使っているので、in ではなく at が用いられているというわけである。

 清少納言の『枕草子』を思わせるような詩である。

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posted by 赤井田拓弥 at 10:27| Comment(0) | 雑文

2018年08月01日

graduate は大学だけか?


 以前に私が執筆・制作した教材の内容について、読者(利用者)から、次の質問が来た。
 
質問内容:
  (B) She is graduating from high school this year.
    という例文が Listening の問題中にありましたが、
    graduate は大学を卒業するときしか使わないのでは
    ないでしょうか。高校では leave または after
    を使う方が適切だと思いますが、教えてください。

 
 この質問文の after は何なのか理解できなかったが、graduate の用法については「えっ!? そうだったのか」とちょっと焦った。

 ネットで調べると、イギリス英語では graduate は大学でしか使わないような情報だった。しかし、カナダやアメリカでは高校でも使うらしいとあった。

 それで、アメリカの出版社に勤める人、アメリカでコピーライターをやっている友人、そして、去年高校を卒業した大学生(すべてネイティブ・スピーカー)にメールやメッセージを送って聞いてみたところ、それぞれ、次のような回答を得た。

―― Yes, you graduate from high school.

―― Yes, we do for sure. “Graduate” is used for anyone who is graduating no matter what level of education.

―― Yes, “graduate” is definitely used for completing high school. That's very common.


 ホッとした。

 ただ、さすがに小学校の卒業には使わないそうだ。



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posted by 赤井田拓弥 at 09:56| Comment(0) | 雑文