2017年06月29日

おもしろ間違い英語 ― その2


Do Not Throw Foreign Bodies in the Toilet


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 「トイレに異物を流さないで」という意味にしたかったのでしょう。確かに、「異物」で調べると、和英辞典に foreign body も出てきますし、英和辞典では、foreign body に「異物」と出てきます。

 しかし、foreign body というのは、どうも「体内に入った異物」という意味で使われるのがふつうらしく、英語の辞書を見ると、次のように出ています。

  an object or piece of extraneous matter that has entered the body by accident or design

 ですから、ネイティブ・スピーカーが上記の掲示を見たとき、とっさにイラストのような情景を思い浮かべてしまったのでしょう。
 ちなみに、上の by design は「故意に」という意味です。


alian registration card
 
 「外国人登録証」 という意味ですね。日本にいる外国人が「alien という語を使ってけしからん。私たちは宇宙人ではない!」と言ったりするようですが、実は、「外国人」という意味で alien という語は、合衆国の公式ホームページでも使われています。
 公式な法律用語のようです。
 
 たぶん、騒いでいる外国人は、そこまでの知識がなかったのでしょう。私たち日本人でも、日本の法律用語をしっかり理解しているとは限りませんからね。


Nail Remover

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 「マニキュア除去剤」のつもりだったのでしょうが、これでは「爪剥がし器」の意味になってしまうというわけですね。

 「マニキュア除去剤」としてよく使われるのは、nail-polish remover や、ただ単に polish remover などのようです。manicure remover も使われますが、さすがに nail remover は、読んで字のごとく「爪剥がし器」ですね。

posted by 赤井田拓弥 at 09:41| Comment(0) | 生活英語

2017年06月28日

おもしろ間違い英語 ― その1


 第二次大戦後、アメリカ軍が日本に進駐してきたため、その軍属の人たちに分かるようにと、街中にいろいろな英語の表示が見られるようになったそうです。
 そうした中から、間違っている表現や誤解を招く表現などを集めた本があります。
  Gems of Japanized English
というタイトルの本です。

 この本から、いくつか紹介しましょう。

Cars Will Not Have Intercourse on This Bridge

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 2台の車がすれ違えないほど幅が狭い橋のたもとに立てられていた掲示の表現です。
intercourse という単語は、辞書には 「(考え・感情などの)交換」 という語義も出てきますが、今では「性交渉」以外で使われることはほとんどありません。

 ですから、ネイティブ・スピーカーの感覚では、イラストのような情景を思い浮かべてしまうのでしょう。


Ladies Have Fits Upstairs

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 「女性は2階で試着をすることができます」と言いたかったのでしょうけど、have a fit は「発作を起こす、ひきつけを起こす」という意味なのです。

 ですから、イラストのように、店の前の女性がひきつけを起こした自分を思い描き、店に入るのを躊躇しているというわけです。


Do Not Enter Bath with Soap Bubbling Body
  
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 日本の風呂の入り方を注意した掲示です。「石けんの泡が付いた身体のまま風呂桶に入ってはいけません」という意味にしたかったわけですね。

 意味は十分に通じる表現にはなっていますが、soap bubbling body という表現では、「石けんの泡が身体から吹き出している」状態を表してしまいます。


名詞を修飾する現在分詞

 現在分詞は名詞を修飾する形容詞の働きをすることができます。ただ「〜している何々」という意味のつもりで <現在分詞+名詞> にしてしまうと、ネイティブ・スピーカーには奇妙に思える表現になったりするので、注意が必要です。

 例えば、That woman is smoking. は「あの女性はタバコを吸っている」 で正しい文ですが、「タバコを吸っている女性」 という意味にしようと、a smoking woman とすると、「身体から煙を出している女性」 となってしまうのです。


 続きは次回に。
posted by 赤井田拓弥 at 17:04| Comment(0) | 生活英語

2017年06月23日

男がハンカチを持つ意味


 ゆうべ、ネットで The Intern (マイ・インターン)という映画を見ました。
 ロバート・デニーロとアン・ハサウェイ出演です。2015年の作品です。

 その中で、次の表現が印象に残ったので紹介します。

 ロバート・デニーロ扮する Ben が同僚の若者 Davis を部屋に泊めることになって連れて来、クローゼットをみられてしまい、ハンカチをきれいにストックしていることを茶化されたときの Ben の応答がしゃれています。

  Davis: Okay, what’s the deal with the handkerchief?
      That one I just don’t get, at all.


  Ben: It’s essential. That your generation doesn’t know
     that is criminal.
     The best reason to carry a handkerchief is to lend it.
     Ask Jason about this.
     Women cry, Davis. We carry it for them.
     One of the last vestiges of the chivalrous gent.


 「ハンカチは、女性が泣いたときに貸してあげるために持っている」のだそうです。 

 最後の行の vestige は 「なごり」です。 chivalrous は 「騎士道の」 という形容詞。そして、gent は gentleman の意味です。
 
posted by 赤井田拓弥 at 11:05| Comment(0) | 生活英語

2017年06月21日

ホテルで男に襲われそうになった話の続き。


 男と同じホテルの同じ部屋に泊まることにしたが、だんだん不安になってきた。

 最初は、同じ部屋に泊まり、私が寝入ったころを見計らって物を持ち逃げするのではないかと思った。
 いろいろと話していて、確かに弁護士のようだし、そういった犯罪を犯すような人には思えなかったので、その疑念は外せると考えた。

 そして、彼がゲイ(ホモ)ではないかと思い当たった。

 「食事に行こう」 と言うので、ついていった。やや高級そうな日本料理屋である。「僕はあまり金がないから、こんなところは」 と辞退したが、自分が払うと言う。
 ごちそうになることにした。食べたのは天ぷら定食。

 ホテルへの帰り、ウォーターフロントのバーに寄った。そこで彼が注文したのが Irish coffee。そして、私にもそれを頼めと言う。

 この時点で彼がゲイであることがはっきりした。

 アイリッシュ・コーヒーというのは、コーヒーに Irish whiskey を入れた飲み物である。

 当時、ゲイが多いとされるサンフランシスコでは、アイリッシュ・コーヒーはゲイが好むコーヒーだとされ、頼むときには注意しろと言われたものだ。
 アイリッシュ・コーヒーを飲んでいるのがゲイの人たちに分かると言い寄られるよ、というのだった。

 もちろん、それまでゲイの男性と同じ部屋に泊まったことなどなかったから、焦った。もうすでに夜の11時を過ぎていた。すでに5ドルを彼に払っていたし、これからほかのホテルを探せるとは思えなかったので、なんとか朝までやり過ごすことにした。

 部屋に戻ると、さっそく、「ゆうべは列車で寝てシャワーを浴びていないから」 と彼に伝え、すぐに bathroom に飛び込んだ。
 お湯をいっぱいに溜めてゆっくりと。一度お湯を捨てて、また溜め、時間を使った。彼がそのうち眠り込んでくれるだろうと思ったのだ。

 小一時間をかけて風呂に入り、出てきてみると、彼は起きていた。ああ、やっぱり。

 もちろん、別々のベッドに入って寝ようとしたが、彼がいろいろと話しかけてくる。

  Did you like the Irish coffee?
  Do you like pajamas?
  Do you know karate?

などなど。
 
 少しうとうととしかけたとき、すぐそばに人の気配を感じて目が覚めた。そして、こんな会話になったのだった。

  私: What are you doing? What time is it?
  彼: Do you really wanna know what time it is?
  私: Not really, but you'd better go to sleep because you're gonna drive long way to Canada tomorrow.


 夕食のときの会話で、次の日に車を借りてカナダのバンクーバーに行こうという約束になっていたのだった。

 最後に、彼がこう言った。

  I'm restless. Let's have fun before we go to sleep.

 私は No way! と言って、シーツを身体にぐるぐる巻きにして、まんじりともせずに夜を明かしたのだった。

 次の朝、彼はゆうべの騒動は忘れたかのようにケロッとしていて 「カナダに行くよ、起きなさい」と言ってきたが、私はもちろん断った。


 この話をしたところ、ある人は 「ホテル代やディナーを出してもらったのだから、思いを遂げさせてあげればよかったのに」とのたまわった。
posted by 赤井田拓弥 at 19:18| Comment(0) | 生活英語

シアトルのホテルで男に襲われそうになった話


 39年前、25歳になる直前に、Amtrak という列車でアメリカ一周旅行をしたことがある。
 1か月間乗り放題の周遊券(Rail Pass)が、1ドル300円の当時255ドル(76,500円)だった。110円くらいの今(2017年)は689ドルだから、日本円感覚では、今でも同額という感じだ。

 5月3日にロサンゼルスの Union Station を出発し、ニューオーリンズのジャズバーで出演者のジャズバンドに25歳の誕生日を祝ってもらい、6月1日にカリフォルニアに帰ってくるという一人旅。どこの市を訪問し、どこのホテルに泊まるのかも決めていない、まったく気ままな旅だった。

 朝10時半にロサンゼルスの Union Station を出発した Amtrak の列車は、サンフランシスコを過ぎるあたりで夜になり、車内泊。2人掛けの列に1人しか座らないし、椅子がほぼフラットに倒せるので、ダブルベッドに寝るような感覚で、すこぶる快適な夜行列車である。

 出発して2日目に、早くも事件が起きた。

 オレゴン州の Portland で30分ほどの停車時間があったため、列車を降りて駅に行き、絵はがきやスナックを買って席に戻ると、見知らぬ男が、私の席のとなりに座っていた。

 で、These seats are mine. と言ってみた。すると、Both are not yours, right? と返された。確かに、それまでは乗客が少なかったから、1人で2席占領していたが、シアトルに近づくにしたがって乗客も増え、二人並んで座っている席もいくつかあった。

 last name は忘れたが、名前は David といった。弁護士だという。アメリカの弁護士の仕事のことなどいろいろ聞いた。私もアメリカの大学ではジャーナリズムを勉強していたので、法律用語などは少し知っており、理解できた。

 行き当たりばったりの旅だったので、シアトルではどうするのかをまだ決めていなかったが、列車の到着が遅れたため、シアトルではホテルを探さざるを得なくなっていた。

 まだどこのホテルにも予約はしていないし、これから探さなければならないと私が言うと、David の話では、安いシングルだと15ドルくらい、ツインだと20ドル前後だという。

 そして、彼がこう提案してきた。

 「僕は17ドルの部屋に予約を入れている。ツインにすれば22ドルだから、ツインにして、同じ部屋に泊まれば、君は5ドル払ってくれるだけでよい

 旅のしょっぱなからホテル代に多くの金を使いたくないと思っていたので、「渡りに舟だ」と思ってしまった。1泊5ドルで済むと思った。

 これが悲劇を招くことになる。

 長くなったので、続きは、またあとで。
posted by 赤井田拓弥 at 17:22| Comment(0) | 生活英語