2017年03月24日

看板や標識で学ぶ「生活英語」― サンプル(その2)


「がけ崩れ注意 近づかないこと!」

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 unstable は「不安定な」という意味で、stable(安定した)の反意語です。
【例】This step ladder is unstable.「この脚立は不安定だ」

 cliff は「がけ」という意味で、cliffs のように複数形になっているのは、「このあと不安定ながけがいくつかあります」というような意味合いを含んでいます。

 stay back は、何か危険なものに対して近づかないという意味です。例えば、爆発物、熱すぎるもの、噛みつく恐れのある動物などです。

 テレビを見ている子どもたちに、「近すぎるから離れて」と言うような場合には使いません。このような場合は、Don't sit too close to the TV. のように言います。

この掲示の背景
 アメリカには、見渡す限り平地で 360 度水平線というような場所もあります。そして、アメリカは車社会で、私たちは、彼らはみんないつも遠くまで旅行していると思いがちですが、思いのほか、彼らは大きくなるまで故郷を出たことがない人も多いものです。

 また、非常に信じられないようなことかも知れませんが、こうした平坦な場所で生まれ育った人の中には、「物は高いところから低いところに転げ落ちる」という事実・常識を持ち合わせていない人がいたりするのです。

 このような人ががけのある場所に旅行した場合、がけの上の方にある大きな岩が、何かのはずみで転げ落ちてくるかもしれないという発想自体を持ち得ないことは十分に考えられることです。

 ですから、この写真のような警告の掲示が必要になってくるというわけですね。


 こうした看板や標識を使った生活英語の表現は、この本に出ています。

 今なら、無料です。

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posted by 赤井田拓弥 at 12:37| Comment(0) | 英語で英文法

2017年03月23日

45年が過ぎた。


 45年が過ぎた。1972年3月23日は、私の大学受験の日だった。経済的なこともあり、私は1つの大学しか受験しなかった。

 それまで聞いたこともなかったが、小倉には祖母の従妹が住んでおり、若松区には祖母の姉、私の大伯母、が住んでいるのだった。
 それでなんと、私の大学受験に祖母がついていくことになった。もちろん、それまで私がずっと「バァちゃん子」であったこともある。
 
 祖母の従妹の家に泊めてもらった。北九州の路面電車での乗り換えも無事にこなし、受験を終えた。
 受験後、もし合格したら新聞配達をしながら育英奨学生になる予定だったので、新聞社の奨学会にも挨拶に行った。

 生まれて初めてエレベーターなるものに乗ったのも、このときである。屋久島にはエレベーターなんてなかったし、中学や高校の修学旅行のときも、不安で乗ったことはなかった。

 高校時代の全国統一模試やそのほかの成績から、合格はほぼ見込めない状況だったので、受験が終わると、若松区にいる大伯母に会ったりしたあと、合格発表など見向きもせずに、鹿児島に帰った。

 合格するとは思っていなかったので、屋久島で「自宅浪人」をすることになるのだろうなと思いながら、祖母と鹿児島の吹上町にある先祖の墓参りなどをしているとき、大叔父(祖母の弟)に、「おめでとう、合格したってね」と言われてびっくりした。

 小倉の祖母の従妹の息子が、大学まで合格発表を見に行ってくれ、屋久島の父に電報を打ってくれたのだった。

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posted by 赤井田拓弥 at 23:15| Comment(0) | 雑文

看板や標識で学ぶ「生活英語」


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 「歩道閉鎖中。反対側をお歩きください」という意味ですね。


 sidewalk は「歩道」ですが、side が付いていますから、street の横にある歩道のことですね。

 林の中の遊歩道などは sidewalk ではありません。林や森の中の歩道は、path とか footpathwalkwaypathway などのように言います。

 ずいぶん前ですが、ある山の中の歩道(日本です、屋久島です)に日本語と英語の両方で書いた掲示があり、その「歩道」に当たる部分に sidewalk が使われているのを見たことがあります。和英辞典で調べてそのまま使った典型的な間違いですね。

 もう修正されていると思いますけど。

 ちなみに、street は、街中の建物が建ち並ぶ道路のことです。田舎の一本道は street とは言わず、road と言います。

 大通りから住宅街へ入るような道路は driveway ということが多いようです。また、公道から住宅の車庫に通じる私道も driveway と言います。

 other side は「反対側」という意味ですが、この掲示では、定冠詞の the が省略されています。正確には the other side となるべきところですね。

 ずいぶん昔、The Other Side of Midnight という映画がありました。シドニー・シェルダン原作です。


 こういった生活英語の表現は、この本で学ぶことができます。300円です。

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posted by 赤井田拓弥 at 09:31| Comment(0) | 生活英語

2017年03月22日

「4技能を均等に」は、無理。言語表現が言語理解を上回ることはない!

 
 「英語ができる人」というと、ふつうは、英会話(スピーキング)ができる人のことを言いますね。
 「読める」とか「書ける」というのは、別世界なのかも。

 そして、英語の勉強というと、まずスピーキングから始めようとする人が大勢います。

 しかし、それは間違っています。

 言語能力は、通常、リスニング・スピーキング・リーディング・ライティングの4つの技能に分けられます。これらを「英語の4技能」といっています。

 ですが、4技能を「理解言語」と「表現言語」に分けて考える人は、まだ少ないようですね。

 この4技能のうち、リスニングとリーディングを「理解言語」と言い、スピーキングとライティングを「表現言語(使用言語)」と言います。下の図のように分けられます。


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 この理解言語(言語理解)と表現言語(言語表現)のあいだには、次の大原則があります。

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 そして、このようになります。

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 表現言語が理解言語に追いついたり、同レベルになったりすることはあり得ません

 ですから、「英語の4技能を均等に」というのは無理な話です。

 表現言語を伸ばしたかったら、理解言語、つまり読む力と聞く力をどんどん伸ばしていくしかないのです。

 詳しくは、この本をどうぞ。99円です。

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posted by 赤井田拓弥 at 10:57| Comment(0) | 電子ブック

2017年03月21日

日本人が英語を書こうとすると、日本経済が沈没する。


 突然ですが、年収が1千万の人の時給は、1万円です。

 「えっ? 労働時間は 1,800 時間くらいだから、10,000,000÷1,800=5,555 で、5千円くらいじゃないの?」

と思われるでしょう。ですが、それは給料をもらう側の観点です。雇用者側から見ると、社会保険や退職金積み立て、社内の諸経費(事務所の家賃や光熱費などなど)を含めて、時給は1万円くらいになるのです。

 また、急に話が飛びますが、20数年前に、ETSTOEIC を開発・実施しているところ) が、TOEIC の下に位置するようなテストの開発を始めたことがあります。TOEPATest of English for Proficiency Advancement)という名前になるはずでした。

 このテストの開発は一度中断し、次に私が知ったときは TOEIC Bridge という名前になっており、現在実施されているテストになりました。

 この開発の過程で、TOEIC を考案した三枝幸夫教授と私とで、内容の検討や指示文の日本語訳、その他、下の手紙にあるような camera ready (版下のこと)などを制作していたことがあります。

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手紙はクリックすると、拡大して読めます。


 上の手紙を読むと感じると思いますが、とても非英語話者の私が書いたとは思えない高度な英語ですね。

 私のサインがありますが、私が書いたものではありません(宛先は意図的に消しました)。私のオフィスに当時いたスタッフ(現在インディアナ州在住)が書いたものです。

 20数年前にはまだメールは一般的ではなく、ファックスでのやりとりでした。朝オフィスに来ると、ETS からファックスが届いています。

 私が読んで、または上記のスタッフにもいっしょに読んでもらい、私が「こんなことを書いてほしい」と彼に口頭で伝えます。

 すると、ものの10分で、上のような手紙ができてきます。そして、私が読み、意図するところがしっかりと書かれてあれば、それにサインをしてファックスします。

 後日談ですが、のちに ETS の人が日本に来て TOEIC 関係の人たちと会っているとき、「Akaida というとてつもなくすばらしい英語を書く人がいるはずだが、会いたい」と言われて呼び出され、、会いに行ったことがあります。

 もちろん「あの英語は私が書いたものではありません」と、いきさつを説明してわかってもらいましたけど。


 さて、年収1千万の人の話に戻しましょう。この年収1千万の人が、そんなに英語を書くのが達者ではなかった場合、上の手紙くらいの長さの英文を書くのにどのくらいの時間がかかるでしょうか。

 場合によっては1時間くらいかかるかもしれません。むずかしい案件だと2時間かかることもあるでしょう。しかし、教育をしっかり受けたネイティブ・スピーカーであれば、ものの10分もかかりません

 日本人が英語のメールや手紙を書くのに取り組んでいる時間は、当然、ほかの業務をしていないわけですから、英文を書くのにダブルの時間を消費していることになります。
 
 「日本経済が沈没する」と書いたのは、このことです。メールを書くのに2時間かかったとしたら、ダブルの時間の消費で、メール1通のために4万円を使ったことになるわけです。

 ネイティブ・スピーカーに書いてもらえば、10分で済み、且つ、自分は自分の業務ができるわけです。

 もちろん、書かれた英文を読んで正確に理解し、ネイティブ・スピーカーに書くべき内容を正確に伝えられるリーディング力、リスニング力、そしてスピーキング力は必要です。

 ただ、ライティング力を伸ばす苦労や時間を考えたら、書くことはネイティブ・スピーカーに任せるシステムは合理的だと思います。

 20人から30人くらいのグループに1人のネイティブ・スピーカーを、メールや手紙を書くことを専門に雇用すれば、日本人が英文を書くために多くの時間を費やすことなく、本来の業務を遂行していけます。

 もちろん、そのネイティブ・スピーカーは企業秘密を守れる人物でなければなりませんし、そうした雇用契約をしっかりと結んでおく必要はあります。

 この記事は極端な例です。ただ、日本人が英語を書く、または書けるようになるために勉強したり研修を受けたりというのには、膨大な時間が必要だということを述べたかったのです。
posted by 赤井田拓弥 at 17:41| Comment(0) | 英語で英文法